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婦人科疾患



月経不順

生理の周期がバラバラであったり、周期が短かったり、長かったりする場合を「月経不順」といいます。原因としては主に、ストレスや無理なダイエット、排卵障害、高プロラクチン血症など様々ですが、不妊症や早発閉経となるリスクもあるため、早期の検査・治療が必要です。

月経困難症

日常生活に支障がでるほどの月経痛を月経困難症といいます。月経困難症は大きく分けて、機能性月経困難症と器質性月経困難症があります。
機能性月経困難症とは、思春期におこりやすく、子宮自体は正常にもかかわらず、月経時に強い痛みを伴います。子宮や卵巣の未熟さが原因となることが多く、若い女性は、機能性月経困難症である場合がほとんどです。治療は主に鎮痛剤、ピル、漢方治療を用います。
器質性月経困難症とは、20代後半以降の女性に多く、子宮内膜症・子宮腺筋症、子宮筋腫などの疾患が原因で生じる月経痛です。原因に適した治療を行います。ピル、黄体ホルモン製剤、GnRHアナログ製剤、ミレーナ(IUS)をお勧めする場合があります。

不正出血

不正出血とは、月経時以外に性器から出血することをいいます。原因はホルモンバランスの崩れ、炎症、腫瘍、妊娠に伴うもの、外傷など様々です。子宮がん検査、超音波検査、血液検査、おりもの検査など必要に応じて検査を行い、原因に即した治療を行います。

月経前症候群(PMS)

だるさ、下腹部痛、食欲低下・亢進、むくみ等の身体的症状やイライラ、落ち込み、集中力の低下、無気力などの精神的症状が、月経の3~10日前から始まり、月経時には軽快するのが特徴です。月経前のおよそ8割の女性がこのような何らかの症状があるといわれており、この中でも、日常生活に支障がでるレベルの状態を月経前症候群といいます。治療は、主に低用量ピル(OC)を内服することにより月経コントロールおよび症状の軽減を図ります。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮の筋肉の中にできる良性の腫瘍で、生理のある間は大きくなります。
症状としては、月経血の量が多い、生理が月2~3回ある、生理痛がひどい、生理以外に出血がある、腹痛、おなかにしこりがある貧血、頻尿、便秘しやすい、などです。
治療は主に女性ホルモンを抑えて生理を止める方法(偽閉経療法)や低用量ピル(OC)があります。場合によっては、治療をしないで様子を見たり、手術をする場合もあります。

子宮内膜症

子宮内膜症は生理の時に出血する子宮内側の部分(子宮内膜)が、子宮内腔以外の場所に紛れ込んでしまう病気です。症状は様々ですが、ひどい生理痛、不妊、多量の月経血、性交痛、生理以外の出血、腹痛、腰痛、貧血、排便時や排尿時の腹痛、便秘などです。生理のたびに子宮内膜が剥がれるため、生理が続く限り症状は強くなっていきます。治療は、主に低用量ピル(OC)や黄体ホルモン剤や女性ホルモンを抑えて生理を止める方法(偽閉経療法)があります。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は、卵巣の中に水のようなものが溜まって大きくなっている状態をいいます。ほとんどは良性ですが、卵巣嚢腫のうち100人に1人は悪性(卵巣がん)の可能性があります。以前はできなかった卵巣がんの早期発見も、最近は超音波検査と血液検査の腫瘍マーカーの組み合わせによって診断率が向上しています。